CATV用柱上UPSに災害復旧用複合電源(純鉛VRLA電池+LPG直流出力発電機)採用

耐候性の高い当社純鉛VRLA電池を搭載したCATV用屋外UPS XM3(Alpha製60Vac/900VA)に、災害復旧用LPG直流発電機が導入されました。

地球温暖化の兆候とも言われる台風災害の激甚化は、年々進行しており、2018年9月の21号台風でも、強風被害に脆弱と言われるCATVネットワークにおける、電源供給機器の不具合を直接の原因とする通信障害が多数報告されています。

こうした電源供給機器に起因する一部伝送路の緊急災害復旧用として、従来の非常用蓄電池を継続的にバックアップ可能なLPGを燃料とする直流発電機が導入されております。

LPGは災害復旧時のエネルギー源として供給の信頼性が東北大震災や北海道地震においても実証され、資源エネルギー庁が、全国400か所の中核充填所を整備済です。発電機の燃料としても、ガソリンや軽油のような経年劣化による定期交換の必要性がないため、機器の保守性と廃油処理等の環境的な優位性から導入事例が急増中です。

ALPHA製CATV伝送路用屋外UPS XM3シリーズは、製品ラインアップ、設置実績共に業界トップで、複合ケーブルを用いた伝送路向けの電源バックアップ用として定評があります。DOCSIS 3.0にも対応しております。

同じくALPHA製の直流発電機DCX-3000は、通信基地局やCATV伝送路の災害復旧用として開発され、非常用蓄電池のDCバスに、接続箱を介して直接繋ぎ込んで、長期停電時の電源供給を可能とします。
蓄電池設備への直流発電機の接続を容易にするバッテリーインテグレーショントレイも用意しております。
(詳細については、弊社担当中山 h.nakayama@enersys-japan.com までご連絡下さい。)